昨日、体調があまりよくなくて何をする気も起こらず、何気なくテレビのリモコンに手を伸ばして録画していたドラマを見た。
そのドラマが思った以上に面白くて、胸にグッと来てとても元気貰えた。
さっきまで無気力だった気持ちも、しんどかった体も凄く軽くなった。
元気をもらえるものは、こういう自分が好きな趣味とか娯楽だ。
このコロナ禍で、演劇や舞台など芸術活動をされている方への支援を訴える声が上がったときに、芸術なんて無駄なものに税金を投じるなんてけしからん!などという声もあったが、私は、そうは思わない。
もし、芸術や文化が無駄だからといって一切排除してしまったらどうなるか。
仕事と学校、そして生きるための衣食住を行う家庭だけの生活…。
何の面白みも感動もない、味気ない人生になると思う。
そうなったら人は、追い詰められて、いつしか精神がおかしくなってしまうと思う。
コロナ禍の非常事態にそんなことより優先すべきものは沢山あるじゃないか!と仰る方もいるだろう。もちろん、芸術よりも医療や食料、お金を何とかする方が優先すべきことだとと思う。
でも、地震や水害などの災害が起きた被災地でも芸能人の方が支援に行ったら、それだけで被災地の人達は、笑顔になったり元気になれる。
なんなら、支援をしなくても彼らが、其処に居るだけで元気が出る。それって凄いことだと思う。
それは、彼らが普段、努力の末に私たちに夢と希望を届けてくれる存在だからだ。
心身が疲れている時に、ドラマを見たり、音楽を聞いたり、本を読んだり、アートに触れて癒される。何気ないことだが、こういうことで少しずつ心を潤わせることが出来るから心が癒されて精神を正常に保つことに繋がるんだと思う。
その手伝いをしてくれる娯楽や芸術は、とても尊いものだと私は、思う。
だから、芸術や文化は無駄ではない、寧ろ不可欠なものだと思います。
今日も癒してくれる彼らに敬意と感謝を込めて幸せを噛み締めたい。