名刺

連載小説

生命の沙汰(7)

美栄子は、英子の過去を知ってしまってからしばらく寝込んでしまった。あれから1週間は経ってしまった。店の予約も全てキャンセルだ。大損失だ。英子と神木から何度もスマホに連絡が入っていたが、返せる気分でもなかった。最低限の家事と父親の世話だけは、...
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