ホラー

連載小説

生命の沙汰(12)

「よう、いらっしゃったな。神田美栄子殿」と頭上から落ち着いた老人のような声が聞こえた。「え?」美栄子が、声の主の方へ目をやろうと、頭上を見上げると…高い木の上から、老人が飛び降りたかと思うと、クルクルと回転しながらスタッと地上に降りてきた。...
連載小説

生命の沙汰(11)

美栄子の目が覚めると、いつもの見慣れた天井が見えた。美栄子は、ぱちくりと瞬きをしてから頭を横に向けると、そこには神木と英子が手を繋いでコクリコクリと、お互いの頭を寄せ合って居眠りをしていた。(あれ…なんで二人とも此処に?)とぼんやりとした頭...
連載小説

生命の沙汰(10)

ピルるるるるーーーーーーー!♪美栄子のスマホが鳴った。神木からである。美栄子がスマホの画面を確認すると「美栄子さん!あの後、僕たち意気投合してすっかり仲良くなっちゃって!それから…!」と浮かれ上がった神木の惚気メッセージがツラツラと長文で書...
連載小説

生命の沙汰(8)

翌日から、美栄子は占いの仕事を再開した。英子も心配してメッセージをくれた。しかし、最近仕事が忙しくて美栄子のところへは行けない旨を伝えてきた。美栄子は、正直ホッとした。あのことを話さずに済みそうだったからだ。週末の最後の客を鑑定してから神木...
恐い話まとめ

E氏との話

※これは、ホラーの短編小説です。グロテスクな表現がありますので、苦手な方は、ここでお帰りくださいませ。気が付いたら此処に居た。一体ここは、何処だ?起き上がって、周りを見渡すと何もない土の上に座っていた。そばには、大きな1本の石碑が立っていた...
連載小説

連載小説「生命(いのち)の沙汰」執筆のお知らせ

本日から、連載小説を書いていきたいと思います。主に、noteで連載しているのですが、こちらに先読みを書いていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します!ジャンルは、一応ホラー小説です。あらすじ神木龍流(かみきたつる)は、悩んでいた。...
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