辛い?じゃあ止めれば?に言いたいこと

落ち込んでいる女性 徒然思うこと
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宮崎駿監督のエピソードを聞いて

過去に、宮崎駿監督に失礼な質問をした記事がツイッターで話題になっていました。
私もなんてことを聞くんだろうか…と呆れていましたが、その話題のツイートを追っていると、興味深いツイートが目に留まりました。

宮崎監督が、アニメを制作している途中で「面倒臭い!」と仰っているエピソードを紹介していました。宮崎監督ほどの人でも、仕事を面倒くさいと言ってしまうことがあるのだなあ…とちょっと苦笑いしてしまいましたが…(失礼)でも、ご自分で立ちあげたスタジオで、ご自分が好きで企画して始めた仕事なのに「面倒臭い!!」とはどういうことなのでしょうか?

そんなに面倒ならじゃあやめれば?って言われたらうるせえ!」ってなるとも仰っていました(笑)一見、矛盾しているようですが、私にはそのお気持ちが分からなくはないのです。

好きなことなのに、楽ではない?


勿論、好きで始めたことなのだからやってよ!って思いますが、どんな好きなことでも楽しくはありますが「楽ではない」んですよね。

ここが、あまり理解されないところかもしれませんが、好きなことでもやりたくない事もでてくるし、生みの苦しみを味わうこともあるし、自分がやりたいことをやろうとすると難しい作業になったり、壁にぶつかったり…。

やりたくない事を具体的に言うと、例えば制作以外の仕事とかですかね。
経理や営業とかがその代表的なものです。作っても宣伝しなきゃ売れません。
宮崎監督も魔女の宅急便を発表する前までは宣伝にあまり力を入れていた無かったが為にお客さんの入りも悪かったというエピソードがあります。鈴木敏夫プロデューサーが魔女の宅急便をクロネコヤマトさんとコラボして同アニメを宣伝し、映画が大ヒットしたのは、あまりにも有名な話ですね。

彼がいなければジブリは、ここまで大きなスタジオにはならなかったであろうと思います。

生みの苦しみは、どの仕事でもあるんと思います。アニメのようなクリエイティブな仕事に限らず、商品開発なども開発途中は、しんどいものでしょう。

自分が納得のいくものを作り上げる時も技術が足りなければ苦しみますし、細部が気になったり、これで本当にいいのかな?とか気になりだしたらキリがなくなります。そういう面倒臭さもあるんですよね。

やっぱり想像力が大切!

誰かが愚痴ったら、じゃあ止めれば?って、直ぐ言う人って、想像力がないよねって思います。

人は、そんなに簡単に割り切れるほど単純ではないのです。だから、愚痴ったり悩みを聞かされたときは、「じゃあ、止めれば?」なんてバッサリと切るように言わないで、どうしてそう思うのか聞いてあげてほしいのです。

仕事で辛かったり、家庭でしんどい思いをしている人に対しても自己責任だろ?とか、嫌なら辞めれば?とか、嫌なら別れたら?とか何も聞かずに何も考えずに言うのは、あまりにも無情だなと思います。SNSなどでもこういうやりとりをよく目にするようになってきたなと感じています。

結果的に、止めた方がいいとなったとしても、まずは目の前の苦しんでいる人の思いに心を寄せてみてあげてくれませんか。

想像力を持つということは、いろんな感情や思想を知れたり、自分が気付かせてもらえることがあったり、自分の気持ちも豊かにすることが出来ます。

聞いてもらった人も、スッキリして前を向くことができるかもしれないし、思い詰めることも軽減されて自殺や犯罪も防ぐことが出来るんです。

それは、決して大げさなことではないと思って居ます。

想像力があれば、犯罪など事を起こしてしまった後に、自分の周りで何が起こるかわかるからです。
自分が追われる身になって、被害者は勿論、周りの人は傷つき、家族や友人も悲しんでマスコミに追われ、SNSで叩かれて炎上する、刑務所で洗礼を受けて永い刑期を終えて出てきたとしても、前科があれば正直、周りからの偏見もあり、禄に職にありつけなくなる…と想像していくと恐ろしいと思います。

貴方も悩んでいる時、誰かに話を聞いてほしいと思ったことはありませんか?
その気持ちを今一度思い出してみてほしいです。

 

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